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Windows 10最新版 「どこでも手書き」に対応

 マイクロソフトは8月2日、基本ソフト(OS)であるウィンドウズ10の最新版となる「アニバーサリーアップデート」を公開した。ウィンドウズ10は、2015年7月に最初のバージョンが登場した。15年11月に大型アップデートを済ませており、今回が2回目の大型アップデートとなる。最新版を早速インストールして、新機能の使い勝手や従来版との違いをチェックした。

■ ウィンドウズアップデートから導入する

マイクロソフトは、ウィンドウズ10の最新版を
8月2日に公開した

 WIndows10は、マイクロソフトによると「最後のメジャーアップデート」になる予定という。つまりこれ以降は「ウィンドウズ11」や「同12」といった名称の新OSは投入されない。

 操作への慣れやアプリの対応などを考慮すると、同一のOSを使い続けられることはユーザーにとってはありがたいことである。とはいえIT業界の進歩は著しい。ライバル企業や業界の動向に追随する目的で、新機能を追加したり、セキュリティーを向上したりなど対策は必要不可欠だ。

 そこでマイクロソフトは、OSの名称こそウィンドウズ10のままだが、継続的かつ短期的に細かな改善を行っていく開発手法を採用することに決めた。このスタンスに基づいて生まれたのが、15年11月に第1弾が登場した「ノベンバーアップデート」であり、今回紹介するアニバーサリーアップデートである。

最新版はウィンドウズアップデート経由で
ダウンロードして適用する

 前回および今回登場したアップデート版は、ともに半年程度の短い開発期間で投入されている。ウィンドウズXP(01年公開)とビスタ(06年公開)の間隔は約5年、ビスタと7(09年公開)は3年間隔あり、従来のOSに比べると格段に短い期間で新バージョンが投入されていることがわかる。こうした短い期間でのアップデートは、今後も継続して提供されていく予定だ。

 さっそく導入してみよう。スタートメニューの「設定」から起動できる設定アプリの「更新とセキュリティ」から「ウィンドウズアップデート」を実施する。この新バージョンをダウンロードし、インストールすればよい。個々の環境にもよるが、大規模なアップデートのため作業が完了するまでおおむね2~3時間程度はかかった。アップデートを開始する前に、作業中のアプリは保存、終了しておこう。


■ スタートメニューやウェブブラウザーがさらに使いやすく

スタートメニューの表示が変わり、
「すべてのアプリ」をクリックしなくても
アプリの一覧を表示できるようになった

 ユーザーインターフェースで大きく変わったのが、アプリを起動したり設定を変更したりするときに使う「スタートメニュー」だ。左端に小さなアイコンで「アカウント」「エクスプローラ」「設定」「電源」ボタンを表示し、その右隣に「アプリの一覧」が表示される。従来は、「すべてのアプリ」をクリックしないとアプリが一覧表示されなかった。アプリの一覧部分は、上下にスクロールするとインストール済みのアプリをすべて表示できるようになっている。

 アプリを起動する操作が、ワンクリック分だけ省かれた程度の違いではあるが、よりシンプルでわかりやすくなったのは事実だ。

 ウィンドウズ10の標準ウェブブラウザーである「エッジ」も進化しており、新版は「拡張機能」に対応した。拡張機能とは、プラグイン方式で便利な機能をブラウザーに追加できる機能のことだ。8月上旬時点では、ウェブサイト上の広告をブロックする拡張機能などが提供されている。

 こうした拡張機能は、「クローム」(米グーグル)や「ファイヤーフォックス」(モジラ財団)など競合他社のウェブブラウザーはとうの昔に採用済みだ。しかし、エッジはパソコン版とスマートフォン版とで互換性を保ったり、拡張機能を追加することでセキュリティーが低下したりすることを防止するため、これまで利用できなかった。

拡張機能はウィンドウズストア経由で
ダウンロードしてインストールする

 今後は、この拡張機能を活用することで、エッジがより便利に使えるようになる。拡張機能は、マイクロソフトのアプリストア「ウィンドウズストア」から導入できる。

 なお、新版ではウィンドウズ10の生体認証機能「ウィンドウズ ハロー」の機能が向上し、エッジで表示しているウェブサイトの個人認証でも利用できるようになった。ウィンドウズ ハロー対応の指紋認証機能などを搭載しているパソコンなら、各通販サイトで要求されるIDやパスワードの入力を、指紋認証で代替できるようになる。

■ デスクトップ全体がキャンバスになる手書き機能

 注目の新機能の一つが、「ウィンドウズ インク」である。従来版は、エッジ上のウェブサイトに対して手書き文字やテキストの入力が可能だった。一方、最新版ではウィンドウズ インクを使うことで、デスクトップ自体を手書き入力のフィールドとして利用できる。

 手書きでメモを入力した状態を画像データとして保存することも可能だ。例えば手書き入力に対応していないアプリでも、当該アプリのウインドーをデスクトップに表示した状態でウィンドウズ インクを起動し、手書きメモをアプリのウインドー内に入力してその状態を画像として保存すれば、簡易的ながらも手書きメモ機能が利用できるわけだ。

タスクトレイのアイコンから、手書きメモに関する機能を
まとめた「Windows Ink ワークスペース」を呼び出せる

「画面スケッチ」では、デスクトップ上に自由に
手書きメモを入力できる

 音声入力対応のアシスタント機能「コルタナ」も従来よりブラッシュアップされている。ロック画面など、検索ボックス以外でも利用できるようになったほか、スマホとの連携機能を強化している。

ネットワーク関係の詳細な機能も、設定アプリから
行えるようになった

 ウィンドウズ10 では、各種設定機能を前述の「設定」アプリと「コントロールパネル」かで行う。同7や同8と比べ、コントロールパネルよりも設定アプリの方が利用頻度が高いのが10の特徴だが、最新版ではネットワーク関係やタスクバーに関する設定なども設定アプリで実施できるようになった。ますますコントロールパネルの利用頻度が低下しているように感じた。

 いろいろ試してみて興味深かったのが、設定アプリの「システム」にある「このPCへのプロジェクション」という機能だ。 簡単に言うと、別のパソコンやスマートフォンの追加ディスプレーとして利用できる機能である。 複数のパソコンを所有していることが前提だが、上手に活用すれば重宝するだろう。

■ スムーズに移行できるようにするための配慮

 今回試したアニバーサリーアップデートは、新OSではなく、あくまで「ウィンドウズ10 の最新版」というスタンスだ。 スタートメニュー以外のインターフェースには大きな変更がなく、スムーズに移行できるだろう。 機能の変更をともなう部分についても従来の操作方法を踏襲しており、アップデートしたからと言って操作に迷うことは少ない。

 とはいえ、大がかりなアップデートなので、一部の設定が初期状態に戻ることもあるようだ。 ノベンバーアップデートのときにも同様のトラブルが報告されている。 アップデートが完了したら、アプリの関連付けや自動再生の設定などが初期状態に戻っていないかチェックしておくとよいだろう。

竹内亮介(たけうち・りょうすけ)
1970年栃木県生まれ、茨城大学卒。毎日コミュニケーションズ、日経ホーム出版社、日経BP社などを経てフリーランスライターとして独立。モバイルノートパソコン、情報機器、デジタル家電を中心にIT製品・サービスを幅広く取材し、専門誌などに執筆している。



Windows 10 Anniversary Update

ASUS Motherboard Support Soft の問題は終息



Windows 10 Anniversary Update

ASUS Motherboard Support Softs に問題あり => Bypassing

Windows 10 Version 1607 について、

  1. 8/04 早朝、設定 => 更新とセキュリティ => Windows Update から、Windows 10 バージョン 1607 の機能更新プログラムをインストール。
    • 早速ログインして操作、デスクトップ機能に問題があった
      1. 機能しないコマンド: Screen Shot(Windows Key + PrtScn Key)、ごみ箱を空にする、
      2. 応答に数分を要する: Explorer の画像アイコンを選択、Thunderbirdで受信したメールを開く、
    • これでは使い物にならないと、以前のバージョンに回復した。
    • 更に、Version 1607 への自動更新を回避するため、「アップグレードを延期する」に設定した。
  2. 2016/8/11 上記の問題を解析するため、再度 Ver.1607 をインストール、msconfig コマンドからシステム構成を呼び出して、Microsoft 以外のサービスで、どのモジュールが問題の原因になっているか、確認。
    • ASUS Com Service を無効にすることで、問題を回避できた。
    • 当回避策により、Ai Suite 3 にエラーが発生、当アプリケーションをアンインストールした。
    • なお、当モジュール「ASUS Com Service」は、マザーボード「ASUS Z97-A」に由来する。
    • 2016/8/14 07:00 上記以外の新たな問題は無く、Anniversary Update は順調に作動している。

  3. 2016/8/16 ASUS Technical Suppot からの連絡を受けて、次の事項を実行した
    1. 再度 Z97-A BIOS 2801 をインストールし直した。
    2. System Service Module 「ASUS Com Service」を有効にした。
    3. ASUS AI Suite 3 V1.01.02をインストールした。
      • 問題の発生は解決しなかった。
    • AI Suite 3 のうち、Dual Intelligent Processors 5、Push Notice をアンインストールして
      問題の発生を回避している。

Windows 10 Major Update を発表



次期Windows 10で手書き文字認識機能
Windows InkとCortanaを連携させたところ
(出所: Microsoft)

 米Microsoft(マイクロソフト)は現地時間2016年6月29日、次期メジャーアップデート「Windows 10 Anniversary Update」を8月2日に公開すると発表した。消費者と企業ユーザーに向けた新機能および機能強化を提供するとしている。

 同社は2016年3月に、「Windows 10」リリース1周年を記念する同アップデートの計画を発表したが、実施時期については「今年の夏」とだけ明らかにしていた。

 同社Windows and Devices Group部門担当コーポレートバイスプレジデントのYusuf Mehdi氏によると、現在Windows 10を稼働させているデバイスは3億5000万台を超え、リリース以来の延べ使用時間は1350億時間にのぼるという。3月時点のWindows 10搭載デバイスは2億7000万台だった。

 Mehdi氏は Windows 10 Anniversary Update の主な利点として、デジタルアシスタント「Cortana」の強化、「Edge」ブラウザーの改良、セキュリティーの向上、手書き文字認識機能「Windows Ink」の追加などを挙げた。

 Cortanaはロック画面のままでも、質問したり、音楽再生などの操作を実行したり、行動認識・予測に基づいた情報やアドバイスを受け取ったりできる。また、Cortanaが有効な複数デバイス間の連係を実現する。

 Windows Inkにより、手軽にメモをとったり、スケッチを描いたり、Edge上でWebサイトにメモを貼ったりできるようになる。

 Edgeブラウザーは電力消費効率やアクセシビリティーの向上を図った。生体認証を用いたセキュリティ機能「Windows Hello」をサポートする。

 企業向けセキュリティとしては、高度脅威対策サービス「Windows Defender Advanced Threat Protection(WDATP)」と企業データ保護サービス「Windows Information Protection」を追加する。

 そのほか、「Xbox One」との統合を強化した新たなゲーム体験を提供する。学校向けのツールも強化し、大量のデバイス設定やテスト素材の利用を簡素化する。

 なお「Windows 7」および「Windows 8.1」からWindows 10に無償アップグレードできるのは7月29日まで。Microsoftは、2018年末までにWindows 10が動作するデバイスを10億台にすることを目指している。

[ITpro 2016年6月30日掲載]


期限は7月29日 Windows 10に無償更新するべきか

 マイクロソフトは、ウィンドウズ7やウィンドウズ8.1 を利用しているユーザーに対し、ウィンドウズ10 に「今、アップグレードするか」、それとも「今夜、アップグレードするか」という2択とは言えない選択肢を突きつけた。 あまりにも強引な手法に多くのユーザーが困惑、国内では消費者庁が注意喚起する事態になっている。 大きなトラブルに波及することを懸念したマイクロソフトは6月末に、アップグレードをうながすメッセージの見直しを決めた。

ウィンドウズ7やウィンドウズ8/8.1 では、
ウィンドウズ10 へのアップグレードを促す
メッセージが表示される

 無償アップグレードの期限が7月29日に迫った今、あらためてウィンドウズ10 へアップグレードする意味と、その対処方法を紹介する。

■ サポート切れの心配がないウィンドウズ10

 まず、大前提としてウィンドウズ10へのアップグレードは多くのユーザーにとってメリットの大きい作業であることをお伝えしておきたい。無料で最新の基本ソフト(OS)にアップグレードできることはもちろん、サポートに関する不安がなくなることが大きい。

 2014年にウィンドウズXPのサポートが終了し、企業ユーザーを中心に大きな話題になったことは記憶に新しい。サポートが終了したOSをそのまま使い続けると、セキュリティーのリスクから身を守ることが難しくなる。現時点で現役のウィンドウズ7や同8.1も、あと数年でサポートが終了する。そのまま使い続けることができなくなってしまうのだ。

ウィンドウズには「ライフサイクル」という
サポートを行う期限が設けられている

 一方のウィンドウズ10 は、マイクロソフトによると「最後のメジャーアップグレード」になるという。つまり、サポートの終了期限がなくなり、恒久的にセキュリティー対策などのサービスが受けられる。ウィンドウズ10 にアップグレードしておけば、これまでのOSのように「サポート終了にともなう強制的な乗り換え」をしなくてよく、パソコンを使い続けられるわけだ。

 アプリや周辺機器についても、実際にはそれほど大きな問題にはならない。ウィンドウズ10は、ハードウエアを認識して利用するための「デバイスドライバー」があらかじめ多数組み込まれている。メーカーからウィンドウズ10 用のデバイスドライバーが配布されていない状況でも、USBケーブルなどを使って接続すれば、自動で利用できるようになることも多い。

 アプリに関しても同様だ。アプリの設計や構造、フォルダーの使い方や設定方法が大きく変わったのは、ウィンドウズXPから同ビスタ(2006年発売)にメジャーバージョンアップしたときである。現在よく使われているビジネスソフトのほとんどは対応が完了している。少なくともウィンドウズ7で正しく動作しているアプリが、ウィンドウズ10 で動作しないケースはまれだ。

マイクロソフトはハードウエアやソフトウエアの
互換性をチェックするための Webサイト
(https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article/
windows10/guide/check/default.aspx)を用意し、
ユーザーが確認できるようにしている

 ただし、企業内の環境に依存する独自アプリや、特定のバージョンのWebブラウザーに依存するイントラネットサイトなどを利用している企業ユーザーの場合は、それらのアプリが使えないと業務に支障が生じてしまうので、ウィンドウズ10 におけるアプリの動作確認が完了するまで安易にアップグレードせず、情報システム室などの指示に従った方がよいだろう。

■ ダイアログから予約状態を確認

 メリットはあるが、それでもなおウィンドウズ10 にアップグレードしたくないのであれば、いくつか実施しておくべき作業がある。まずは「アップグレード予約」の状態を確認しておきたい。

 ウィンドウズ10 へのアップグレードは、現状ではタスクトレイのウィンドウズアイコンの「ポップアップメッセージ」や当該アイコンをクリックしたときに表示する「ダイアログ画面」でアップグレードの指示を行ったときと、あらかじめ予約を行った日程の2つのタイミングで行われる。

まだ、アップグレードを予約していない状態だと、
このように3つの選択肢を用意したダイアログが表示される

 ウィンドウズアイコンのポップアップメッセージや、ウィンドウズアイコン自体をクリックすると、「今すぐアップグレード」「日時を指定」「無償アップグレードを辞退する」という3つのボタンを備えたダイアログを表示する。

 この画面が表示される場合は、アップグレードの予約は行われていない。 画面右上の「×」マークをクリックしてダイアログを閉じれば、アップグレードは先送りできる。 「×マークを押しただけだと勝手にアップグレードされた」という報告もあるようだが、筆者が用意した複数の環境では、アップグレードが自動で行われることはなかった。

 注意したい点もある。このダイアログ画面で過去に一回でも「日時を指定」してアップグレード予約を行っていると、ウィンドウズアップデート画面に「「ウィンドウズ10 へのアップグレード」が追加されてしまうことがある。 追加されていることに気がつかず、ウィンドウズアップデートの「はじめに」をクリックしてしまうと、ウィンドウズ10 のダウンロードが始まってしまう。

 たとえダウンロードが始まってしまった場合でも、回避は容易だ。ダウンロードが始まってしまったら、すぐに「ダウンロードの停止」ボタンをクリックすればよい。 もし、ダウンロードが完了してウィンドウズ10 のアップグレード作業がすでに始まっている場合には、「アップグレードを開始します」という大きなダイアログ画面が表示される。 ここでライセンス条項に「同意」しなければアップグレードされることはない。

ウィンドウズアップデートの画面がちょっと変わり、
「はじめに」ボタンをクリックすると、
ウィンドウズ10のダウンロードを開始する

先の画面で「利用可能なすべての更新プログラムを表示」
をクリックするとこの画面になる。 ウィンドウズ10への
アップグレード項目のチェックを外しておこう


 ウイルス定義ファイルなど、ウィンドウズ10 以外のアップデート項目を適用したい場合には、先の画面の「利用可能なすべての更新プログラムを表示」ボタンをクリックし、さらにウィンドウズ10 へのアップグレード項目のチェックを外す。そしてあらためてウィンドウズアップデートを実行すればよい。

 ポップアップしたダイアログ画面の一番右にある「無償アップグレードを辞退する」をクリックすると、アップグレードを促すポップアップメッセージ自体が表示されなくなる。 続けて表示されるダイアログで、確認用の「無償アップグレードを辞退する」ボタンをクリックすれば作業は完了だ。

 ただし、タスクトレイにある「ウィンドウズアイコン」自体は表示されたままだ。 このアイコンをクリックすると、最初に紹介した3択のダイアログ画面を表示するので、気が変わってアップグレードしたくなった場合は実行または予約できる。

■ 日程が表示されていたら予約を解除する

アップグレードの日時が表示されている場合は
「予約の変更」ボタンをクリック

 過去に、ウィンドウズ10 へのアップグレードを予約済みの場合は、表示されるダイアログにアップグレードを行う「日時」が表示される。右上に「×」マークをクリックしてキャンセルしたくなる気持ちも分かるが、この画面が表示されている場合、「×」マークを押しただけではダイアログ画面が消えるだけで、アップグレードの予約自体は有効のままだ。

 特に注意したいのが、この「予約」が有効な状態では、ライセンスへの同意などを求められることもなく、当該日時がきたら自動でアップグレードが始まってしまう点である。 ちまたで耳にする「何もしていないのに勝手にアップグレードされた」という話は、恐らくだが過去に行っていた予約を、うっかり忘れていたのだと考えられる。


しつこく「アップグレードの予定を取り消す」ボタンをクリックしよう

 実は、この予約状態まできてしまっていても後戻り可能だ。 ダイアログ画面に小さく表示されている「予定の変更」をクリックし、「アップグレードの予定を取り消す」→「アップグレードの予定を取り消す」と続けてクリックすればよい。意地でもアップグレードさせようとする意思のあらわれか、なかなか取り消させてくれないのはもどかしいが、うっかり予約してしまったとしても、アップグレードを解除できる。

 アップグレード予約を解除してしまえば、もう勝手にアップグレードされることはない。 ウィンドウズアイコンをクリックしても、上記で紹介した「今すぐアップグレード」「日時を指定」「無償アップグレードを辞退する」という3択の画面が表示されるはずだ。 この状態に戻れば、画面右上の「×」マークをクリックしてダイアログを閉じるだけでよい。


 万が一、アップグレード作業自体が始まってしまった場合は、慌てて電源を切ったりするのは絶対にやめよう。 OSに大きなダメージが加わる可能性があり、パソコンが正常に起動しなくなることがあるからだ。 ウィンドウズ10 へのアップグレードが始まってしまったら、とりあえず作業が終わるまでそのまま放置しておこう。

「設定」画面の「更新とセキュリティ」にある「回復」から、
元のOSにロールバックできる

 アップグレード作業が終わると、ウィンドウズ10 のライセンス状況への同意を求める画面が表示される。 ここで「拒否」を選択すると、自動的に元のOSに戻る。 もし、ここで同意してしまったとしても、ウィンドウズ10 のロールバック機能を使えば、アップグレードしてから 1カ月の間なら元のOSに戻すことが可能だ。

■ 一度アップグレードしておくと、後からでも無料

 今回、大きな騒ぎになっているので不安を感じているユーザーは多いと思うが、「勝手にアップグレードが始まる」現象は、「過去に予約作業をしているか否か」に左右される。 この予約状況は、タスクトレイのウィンドウズアイコンをクリックすれば簡単に確認できるように変わっており、予約前であれば勝手にアップグレードされることもない。 まずは、自分のパソコンの状況をよく確認しておこう。

 なお、ちょっとした裏技だが、無料期間中に一度でもウィンドウズ10 にアップグレードしておき元のOSに戻しておくと、期限の7月29日を過ぎてもウィンドウズ10 にいつでも無料でアップグレードできる。 「どんなことがあっても一生ウィンドウズ10 は使わない」と決めていない限り、元のOSに戻すことを前提に一度アップグレード作業をしておくのが得策だ。 ただし、アップグレード作業は何らかのトラブルが発生しうるので、各種データやディスクイメージのバックアップを取得しておこう。

竹内亮介(たけうち・りょうすけ)

1970年栃木県生まれ、茨城大学卒。毎日コミュニケーションズ、日経ホーム出版社、日経BP社などを経てフリーランスライターとして独立。モバイルノートパソコン、情報機器、デジタル家電を中心にIT製品・サービスを幅広く取材し、専門誌などに執筆している。


「ウィンドウズ10」最新版、8月2日提供開始

 【シリコンバレー=小川義也】米マイクロソフトは29日、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」の最新版「アニバーサリー・アップデート」の提供を8月2日から開始すると発表した。 音声入力やペン入力の機能を拡充したほか、安全性を高めた。 ウィンドウズ10を搭載した端末数が全世界で3億5000万台を突破したことも明らかにした。

 「アニバーサリー・アップデート」はウィンドウズ10の利用者に無償で提供する。ウィンドウズ10の大幅な刷新は昨年7月末の提供開始以来、初めてとなる。


米マイクロソフト、「ウィンドウズ10」今夏刷新

 【シリコンバレー=小川義也】米マイクロソフトは30日、昨年7月に提供を開始した基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」を今夏に刷新すると発表した。人工知能(AI)を活用した音声入力やペン入力の機能を拡充するほか、安全性も高める。同社によると、ウィンドウズ10を搭載した端末は世界で2億7000万台を突破した。3年以内に10億台という目標の達成に向け、使い勝手や機能を向上させる。

 サンフランシスコ市内で同日開幕したソフトウエア開発者向けの年次会議「ビルド」で、テリー・マイヤーソン上級副社長が明らかにした。

 「ウィンドウズ10」の新機能は「アニバーサリー・アップデート」として、既存の利用者に無償で提供する。コンピューターに話しかけて検索やスケジュール管理などができる対話型のデジタル秘書機能「コルタナ」は、パソコンやスマートフォンがロックされている状態でも話しかけたり、通知を受け取ったりできるようにする。

 ペン型の入力端末をより使いやすくする「ウィンドウズ・インク」と呼ぶ新機能も盛り込む。OSに同機能を組み込むことで、ペン入力に対応したアプリやサービスを開発しやすくなるという。

 指紋や目の虹彩による生体認証機能「ウィンドウズ・ハロー」は、端末のロックを解除したり、OSにログインしたりできるだけでなく、対応するウェブサイトの認証にも使えるようにする。



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