デジタル一眼レフ入門




 季節の花「皇帝ダリア」
  1. 水のある風景を撮影する(movie)
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  2. 人の暮らしを撮影する(movie)
    • FLV file(880x492) => Link

  3. 月を撮影する => Link (2014/2/07 更新)

  4. 露出補正を設定する => Link

  5. ホワイトバランスを調整する => Link

  6. シャッター優先に設定する => Link

  7. 画質モード: RAW vs Normal => Link
    • Windows 8 の Explorer は、RAW画像のサムネイル表示が可能となった。

  8. RAW 画像の現像は Adobe "Photoshop Lightroom 5" => Link (2014/1/11 追加)

  9. Adobe Photoshop "Lightroom CC" で 写真のかすみを取り除く => Link(2016/1/25 追加)



Photoshop Lightroom 5 で RAW画像を現像する

  1. Adobeサイト Photoshop Lightroom チュートリアルへ => Link


Nikon D500

7年ぶりのニコン一眼、性能と仕様が大幅向上

Nikkei Online, 2016/6/10付

ニコンの一眼レフカメラ「ニコンD500」

 撮像素子にAPS―C(23.5×15.7ミリメートル)サイズCMOSセンサーを搭載した一眼レフカメラのフラッグシップ機種で、2009年に発売した先行機「ニコンD300S」から測距点(フォーカスポイント)を153カ所と3倍に増やすなど、性能を大幅に向上させた。一回り大きい35ミリメートルフルサイズセンサーのプロ向け機種「ニコンD5」と同時に、今年1月の米家電見本市「CES」(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で発表された。

 D5と同等のAF(自動焦点)システムを搭載し、高速連写でも確実に被写体にピントを合わせられる。高速連続撮影は毎秒10コマで200コマまで可能。D5と同じ最新の画像処理エンジンを搭載し、ISO感度は常用100~5万1200、最大164万まで増感でき、暗い場所で速く動く被写体でもノイズを抑えた鮮鋭感ある画像を撮影しやすい。

 動画の解像度もD5と同じくフルハイビジョン(フルHD)の4倍の高精細な4Kに対応する。

 本体は炭素繊維複合素材とマグネシウム合金を使って耐久性がありながら薄く仕上げた。画像モニターは3.2型で、視野角170度、視野率100%。

■ 用途で使い分けるカメラ

 153点の測距点をはじめ、同時期発表のフルサイズ最高機種のD5と共通点が多く、APS―Cサイズの最高級機というポジションは明確であり、かつ非常にハイスペック。1年以上前に発表・発売されたイオス7Dマーク2には価格メリットがあるとはいうものの、性能面ではD500が大きく勝る。7Dマーク2がD500かという選択ではなく、ニコンをシステムでそろえたプロ、ハイアマチュアが使用用途によってD5と使い分けるカメラというイメージがある。ヒットが期待できる。〈カメラメーカー関係者〉

■ 高速連写でも自由度高く

 フォーカスポイントが153点と強力なオートフォーカスエンジンで、画面の端でも素早くフォーカスを合わせられるのが魅力となっている。毎秒10枚の高速連写で自由度の高い撮影ができるのもいい。しかし、すごいのはその超高感度だ。通常時はISO5万1200が最高だが、増感時はISO164万相当となり今までにない低照度での撮影ができる。様々な技術革新を盛り込んだうえ、ニコンならではの20万回のシャッターテストをクリアした耐久性も頼もしい。〈ITジャーナリスト〉

■ 価格の高さが難点

 対象製品もベンチマーク製品も連写やAF性能が高く、素早く動く被写体にピントを合わせられる。D500はISO感度を最高164万まで設定でき光がほとんどない状況でも写しやすい。夜間に野生動物を撮りたい人には魅力的だ。画面端でもピントが合わせられ動きが激しい被写体も捉えやすい。イオス7Dマーク2はタッチ非対応モニターで動画もフルHD。総じてD500が優れる。価格が高めなのが難だが、ボディーの肥大化を抑えつつ新機能や装備を意欲的に盛り込み評価できる。〈デジタル製品専門家〉

■ 機能満載でコンパクト、信頼性高く

 本機には最新最上位の「D5」と同じシステムを多く使っており、信頼性、けんろう性などDXフォーマットモデルとしての完成度は非常に高い。撮像センサーこそ2088万画素であるが、常用感度は最高ISO5万1200(拡張時164万まで増感可能)で撮影機能は大幅に向上、今まで難しかった暗いシーンも簡単に撮影できる。連写性能は10コマ14ビットロスレス圧縮RAWで200コマ撮影できるバッファメモリー、XQDカードとSDXCメモリーカードのダブルスロット、4Kの動画撮影、ブルートゥースによるスマートフォン(スマホ)との常時接続機能など最上級の機能満載のコンパクトで凝縮された信頼性のある機種である。

 ベンチマーク機は2014年当時のニコンの競合機種「D300S」や「D7100」に対する対抗策であった。切磋琢磨(せっさたくま)するニコンとキヤノンのAPS-Cサイズの最上級クラスの機種は最新モデルの方が優れているのが当然で、表面上のスペックは発売当時と大差ない。価格がこなれて求めやすくなった分、レンズに投資するという選択も賢明かもしれない。〈量販店関係者〉

◇     ◇

【記者の目】 約7年間の技術革新盛り込み購買意欲を刺激

 一眼レフカメラメーカー2強の販売台数に明暗がついている。調査会社BCN(東京・千代田)によると、レンズ交換型カメラの量販店やネット通販における販売台数のシェアは2015年2月にキヤノンが31.5%、ニコンが30.0%と互角だったが、16年5月にはキヤノン44.2%、ニコン24.0%と差が広がっている。シェアはプロ向けから入門モデルまで含めたもので、APS-Cサイズのフラッグシップ機である今回の対象機とベンチマーク機の優勝劣敗がついたわけでないが、APS-Cサイズの新製品はキヤノンが2014年11月発売、ニコンは09年のマイナーチェンジを除けば07年以来ということを考慮すると、モデルチェンジの間隔も多少は影響しているようだ。対象機はほぼ7年近くのブランクを挽回するかのように技術革新の成果を盛り込んでいる。

 ただ新製品評価委員の1人は「互いに気になるモデルではあるが、両者を比較購入する初心者などいないし、マニアが購入するとなるとシステムの総入れ替えが必要となる」と指摘するように、すでに交換レンズを何台も持っている中級以上のカメラマンにメーカー間の乗り換えはほとんど期待できない。ニコンは新製品でユーザーの旧モデルからの買い替え需要を刺激したいところだ。 (紙谷樹)

【製品の仕様】

対象商品 ベンチマーク商品
製品名/メーカー名 ニコンD500/ニコン イオス7DマークII/キヤノン
本体価格 26万円弱 15万6000円前後
発売日 4月下旬 2014年11月下旬
撮像素子 APS-Cサイズ(23.5×15.7mm)CMOSセンサー 22.4×15mmCMOSセンサー
有効画素数 2088万画素 2020万画素
AF測距点 153点 65点
シャッター速度 1/8000~30秒 1/8000~30秒
ISO感度 常用100~5万1200(拡張時:~164万) 100~1万6000(拡張時:~5万1200)
高速連続撮影 最高10枚/秒 最高10枚/秒
画像モニター 3.2型(236万ドット)TFT液晶、タッチパネル式 ワイド3.0型(104万ドット)TFT液晶
サイズ 幅147×高さ115×奥行き81mm 幅148.6×高さ112.4×奥行き78.2mm
重さ(バッテリー・記録メディアを含む) 860g 910g

 「新製品 プロが解剖」では注目の新製品を選び、同業他社や、卸・小売店の担当者ら流通関係者、大学教授や評論家などの専門家に 1品目について3~5人に評価を依頼しています。 チャート図は、日経産業新聞の「解剖 ニューフェース」面でご覧いただけます。 コンセプト、新規性、技術革新度、生活提案性、性能・品質、デザイン、環境・健康への配慮度、価格メリットといった 12の項目をベンチマーク製品(競合製品)と比較して採点しています。